老健・健田 リハビリ便り/2022年1月号/大きな声を出してみましょう
2022.01.19
大きな声を出してみましょう
一人暮らしの方や会話が難しい方だけでなく、人と会う機会が減ると、声が出にくくなったり、言葉がすぐに出てこないことがあります。
認知機能や呼吸機能の低下防止に声を出してみましょう!
深呼吸で体内に酸素を運びましょう
マスク着用により、呼吸が浅くなる傾向があり、酸素を体内に十分に取り込めなくなると、疲労しやすくなります。
健康増進と免疫力向上のために、一日一回、深呼吸をして酸素を細胞に届けるようにしましょう。
≪簡単な深呼吸の方法≫
①リラックスした姿勢(仰向け、座位)で行います
②鼻から息を吸い、ゆっくりお腹を膨らませます
③口をすぼめてゆっくり細く長く息を吐きます
話すことは脳を活性化し、飲み込みの機能も保ちます!
会話をすることは、何をどうやって相手に伝えるかを考えながら話をするので、脳をフル活用しています。
家族や友人などと話す機会があれば良いですが、独居や病気によりうまく話せない方は、会話の機会が激減します。
そんな時は、本や新聞を声を出して読んだり、好きな歌を大きな声で歌ったりすると良いでしょう。
話したり歌を歌う事が、嚥下機能にも良い影響を与えます。
舌の動きを滑らかにし、呼吸機能を高めるからです。
認知症予防や嚥下機能の維持のために、ぜひ実施してみてください。