老健・健田 リハビリ便り/2022年3月号/経管栄養の方は重点的に

2022.03.16

今回は、経管栄養の方に対する口腔ケアについてご紹介します。
唾液の減少や嚥下機能の低下に伴い、痰がらみの多い方がいらっしゃいます。

安全に口腔内を清潔にしていきましょう!

①姿勢を整えましょう
ベッド上で口腔ケアを行う場合、ブラッシング後の唾液を誤嚥しないような姿勢をとる事が重要です。
ベッドアップし、枕を使用し頸部前屈位にて実施します。必要に応じて吸引ができるように準備しておくとより安全にケアを行う事ができます。

②口腔内を潤しましょう
経口摂取をしていないと、口腔内の唾液の量が減少し、口腔内は乾燥しやすい状態となります。
まずは水を含ませて十分に絞ったスポンジで、頬の内側や口の天井(口蓋)歯茎部をマッサージするように軽く拭い、唾液の分泌を促します。
乾燥がひどい場合には、保湿ジェルを口腔内に塗って数分おき、その後ケアを行うと汚れの除去がしやすくなります。

③ブラッシングは重要です
歯がある方は、歯に汚れが付着しやすく、汚れを放置しておくと、歯周病の原因になる場合があります。
歯の表面だけでなく、咬合面や裏側も十分にブラッシングしましょう。ブラッシングの際、噛まれないよう歯を固定するバイトブロックを使用すると介護者が安全にケアを行う事ができます。
ブラッシング後はガーゼやスポンジで汚れを除去し、保湿剤で口腔内を湿潤させておくと毎日のケアがやりやすくなるでしょう。

気になる方がいらっしゃいましたら、ご相談ください!

ご相談/お問い合わせ

お電話のお問い合わせ
TEL.0296-33-0880
FAX.0296-33-0702
【受付】8:30~17:00 月~土
メールのお問い合わせ
【受付】年中無休
MENU
介護老人保健施設 あんしん