老健・健田リハビリ便り/2022年12月号/ちょうどよいトロミとは?
2022.12.20
①なぜとろみをつける?
食物を飲み込む時、どのくらいの速さで咽頭を通過するでしょう?
それは、約0.5秒です。固形よりも液体の方が、より速く通過します。
「誤嚥」はまさにこの時に生じる事が多いです。
嚥下機能の低下がある場合には、とろみをつけて咽頭
②とろみの付け方の注意点
とろみは付けすぎたり、ダマになってしまうと、喉に張り付いて飲み込みにくくなります。
かき混ぜながらとろみ剤を入れることで、ダマになりにくくなります。
とろみ剤によって入れる量は異なりますが、撹拌した直後よりも少し時間を置くと、とろみが安定します。
とろみを強く付けるよりもゼリー状のものの方が飲み込みやすい場合があります。
乳製品や料理に使う場合は、水やお茶に使用するよりもとろみがつきにくい事があるため、調整が必要です。
介助する側も、とろみを使用した食品を試しに摂取してみてはいかがでしょう。
嚥下障害がある方がより安全に、快適に食事を摂れるよう支援していきましょう。
介護老人保健施設健田 まで
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